生産者が知っておきたい出荷先の現状

 現在農家からの出荷される農産物の出荷先は 

 

 今日の市場体系が本格的に確立した昭和50年代前半は多くは農協出荷、

 いわゆる系統出荷、そして地元の卸売市場への出荷が殆んどでありました。 

 しかし時代の流れと共に道の駅やファーマーズマーケット、楽天等の通販、

 ナショナルSMや地域内SMへ直接納品と、

 その裾野は昨今は多義にわたっています。 

 

 後継者不足による生産者の高齢化が叫ばれている昨今の中でも、新規参入の

 若者や農業を本業とする後継者の多くは、新たなる裾野開拓に向って前進して

 います。 

 

 特に最近の傾向して多いのが通販に参入する農家や農業法人です。 

 一時期多かった代金未回収問題も大手通販サイトを利用したり、宅配業者の代

 引きシステムでかなり不安要素は取り除かれた感があります。 

 しかしながらこうした通販システムの多くは待機型商売であり、たとえクール

 便が普及している昨今とは言え、商品によっては通販に向かない商品も多々あ

 ります。 

 生鮮食品がゆえの厳しさです。 

 

 農家の多くの悩みは量的には多く出せるが価格が安定しない市場経由の出荷。
 価格は安定しているが待機型で出荷数量がさばけない通販。
 商品規格の上から下まで買ってくれるSMとの契約栽培では価格の予想はつく 

 が、暴落すると価格改定や翌年の契約取り消し。 

 

 しかし、やはりメインの出荷先は市場経由である事はこれからも変化しないと 

 思われます。

 

 では、現状皆さんが市場や農協に出荷された農産物はどんなルートで消費者に 

 届いているのでしょうか?

 

 農家 → 産地市場 → 中央市場 → 仲卸業者 → スーパー

                               → 消費者

 

 農家 → 産地市場 → 中央市場 → 転送仲卸業者 → 地方市場 →

               地方市場仲卸業者 → スーパー → 消費者

 

 農家 → 農協集荷場 → 中央市場 → 以下同じ

 

 実は実際のルートはもっともっと複雑です。

 

 しかし残念ながら、市場ルートでの個人のアピールは限界があります。

 団体でのアピールに頼らざるを得ないのは確かです。

 

 それと共に、これらルートでは多くの経費が掛かり、現在のデフレ傾向の我が 

 国においては生産者には厳しい環境でもあります。

 

 ではどうするか?

 

 基本は市場経由である事はまちがいありません。

 

 プラス、

          生産者 → 中間業者 → 消費者

 

 の簡素化ルート開拓と他の生産者との差別化のアピールです。

 

 現在、こうした差別化アピールについての勉強会を立ち上げて頂き、

 お話しをさせて頂いています。

 

 全員パーフェクトに商売をする事は無理です。

 でも自分、自分達がパーフェクトに進む手段はまだまだ有ります。

 

 そんな勉強会に参加させて頂きます。